リ フォームを実施する際にはまず、大きく2つに分かれます。
一つ目は、退去後に行うシンプルなクリーニングをメインとするリフォーム。二つ目は畳をフローリング調に交換したり、間取をガラっと替えるリフォームがあります。
そ して数多くある空室対策のなかでも、リフォームを後回しにしてしまっているオーナーさんや不動産会社がまだまだ多いことをご存知でしょうか??理由はシンプルに"面倒・アイディアが思い浮かばない・お金がかかりそう"っと思ってしまうからです。
熱意をもって賃貸経営に望む大家さんや、なにかとセンスのいいアパートオーナーさんはリフォームに力を注ぎすぎる傾向にあります。ただ残念ながら、そのリフォームに対し、思った以上の効果が見込めない可能性もあるのです。
リフォームひとつとっても、優先順位やコツ、費用の抑えかたと覚えるべきことはたくさん。「空室になったらリフォームしよう!」と勢いでお金を使ってしまう前に、ぜひこのページを最後までお読みください。
トラブルを未然に防ぎつつ、空室対策の考えかたが、少し変わるはずです!
退居時の入居者と貸主の費用負担について
賃 貸管理において、重要度の高い業務としてもあげられるのがこの退去時の賃料とリフォーム精算です。
当社では入居前からついてしまっているキズや汚れを「入居時チェックシート」を用いて行うため、入居後に入居者が付けたキズや汚れはすぐに把握ができます。
この事前チェックを行っていないと退去時に「これは私が付けたキズじゃない、もともとこうなっていました」と入居者から一点張りの返答となり、本来入居者が負担するべき費用をオーナーさんが負担してしまった。というケースもよくご相談いただきます。
そして、もう一つは経年劣化によく汚損や損耗、故障や設備も減価償却などについては、約10年前から制定された「賃貸紛争防止条例(原状回復をめぐるトラブルとガイドライン)」を元に、入居者とオーナーさんの費用負担割合を厳格に算定します。もちろん、入居者が故意過失につけたであろうキズや汚れなどについても厳格に査定を行います。
入居者とオーナーさんとで直接やり取りすると、どうしても双方の立場で査定するため、我々不動産会社が中立な立場で双方に提案することでトラブルを未然に防ぐ役割も担っております。
【空室対策①】お金をかけずに室内のイメージアップ♪
退 去時にクリーニングと合わせてよく行うのが、クロスの交換です。
現在お持ちの建物は新築時からクロスの色や仕様はそのままではありませんか? 耐用年数が6年と言われているクロスは、現在では数十種類の中から仕様やカラーが選べ、住戸によっては上記イメージのように一面だけ変えるアクセントクロスも可能です。アクセントクロスが可能ということはトイレのクロスだけ変えたり、リビングだけ変えたり、子供部屋だけ変えたり、など費用をかけずにオシャレな室内を演出することが可能です。
【空室対策②】ニーズに合わせた「設備」の充実化で入居者満足度を高める!
立 地や外観、エントランスのデザイン、居住空間で物件を選ぶ方も多いですが、最近では宅配ボックスや浴室換気乾燥冷暖機、インターネット環境を重視して物件を選ばれる方が増加傾向にあります。その中でも、宅配ボックスの設置やインターネット環境の充実化は建物が完成して数年が経っても後付けは可能です。 そうした設備を充実させることで入居者の居住満足度も高まり、長期賃貸借や賃料アップなどの材料にもなります。
そうした既存建物の利便性と機能性といった2面性から価値を高めることも可能です。
退居時のリフォーム精算
オーナー様にとって賃料回収(家賃滞納)の次に負担がかかる業務が退去時の立会いです。入居時に付いたキズや汚れ、設備の経年劣化や故障の考慮、クロスや設備などの耐用年数を考慮した費用負担割合を算出するのは、インターネットでも簡単に調べることが出来るようになったため、入居者側も色々な知識を蓄えていくようになりました。貸主が借主よりも知識が劣っていると色々な注文や難癖をつけてくる入居者もいるため、不動産会社を挟んだ退去立会いを行うことで余計なストレスを抱えたり、入居者とトラブルになることを避けることができます。
特 に、ゴミ屋敷状態にして退去をしてしまった場合は退去費用を回収することが難しいため、そうなった時でも当社は経験してきた実績を元に、プロフェッショナルとしての解決を行っていきます。
まとめ
~当社が介入するメリットとできること~
・退去時の負担割合を明確に算出する
・必要最低限の費用で建物の価値と魅力と高める
・入居者とのトラブルは当社が引き受ける
・家賃滞納や入金漏れがないように毎月チェックする